◆◆◆ 探偵マニュアル『探偵見分け方』〜盗聴器発見編〜 ◆◆◆
盗聴の目的
近年、よくテレビや雑誌などで「あなたは覗かれている!」といった盗聴の特集をみかけることが多くなってきました。 しかし、多くの方は、自分には関係ない、人事のようにテレビや雑誌をみているのではないでしょうか? 近年では盗聴器の低価格化や高性能化が進み、今や盗聴器ビジネスは年間10億円市場とも言われています。 盗聴器は秋葉原や日本橋などの電気街で簡単に手に入り、最近では、一般のディスカウントストアなどでも販売されています。 また、雑誌やインターネットの通販でも良く目にします。 その結果、ある統計によれば日本国内で一年間に販売される盗聴器は10万個以上だそうです。 これは市販された盗聴器だけの統計結果なので、自作のものも含めれば、その数は更に多いものとなるでしょう。 それほどの数が出回っているのに、業者が発見している盗聴器は、その5%程だという恐ろしい調査結果があります。 うちは、田舎だから・・・と安心している場合ではありません。都道府県別の確認盗聴波の割合は 全国ほぼ同じだという結果がでています。 普通の日常生活を送っているつもりの人ならば、誰でも「自分は盗聴されている」などとは思わないでしょう。 盗聴でも盗撮でもそうなのですが、人によっては、「こんなものを見て、聴いて、何が楽しいのか?」 と思うかもしれません。しかし、それに対して価値を見出す人が存在しているのは事実です。 では、盗聴器を仕掛ける一般的な目的はなんでしょうか? 営利目的、脅迫目的、管理目的、興味、趣味、怨恨などなど多種多様です。
一般家庭への盗聴の場合には以下のものが考えられます。
  1. 夫婦間問題
  2. 単なる趣味・興味
  3. 誘拐目的
  4. 子供やお年寄り等、家族の監視
  5. 恋人の監視
  6. 金銭トラブル
  7. 空き巣目的
  8. 前の住人のもの
企業への盗聴の場合
  1. 人事関係
  2. 取引関係
  3. 新商品などの開発情報
  4. 顧客情報
  5. 派閥問題
  6. 退職者等の怨恨
その他
  1. 政治関係
  2. ラブホテル等
  3. 風俗店
  4. 芸能関係
  5. 宗教関係
これって盗聴?
最近テレビや電話にノイズが入るようになった。 ひょっとしたら盗聴されているのでは? 心配だから調べてもらいたいけど、どうしたらいいだろう?
ちょっと待ってください。 その前に、以下のことを確認しましょう。
  1. アンテナからのケーブルに異常はありませんか?
  2. モジュラーの接触不良ではありませんか?
  3. ADSLなどのモデムは正しく配線されていますか?
その他のノイズの原因
  1. NTT側に原因があることも考えられます(NTT113番へお問合せください)
  2. ADSL機器を使用した場合のみノイズが発生する場合は、ADSL機器の不具合が考えられますので、ご加入のプロバイダへお問合せください。
  3. 近くで高いビルやマンションの建設が始まった
盗聴器発見の料金
盗聴発見の場合、料金体系にはある程度基準があります。
  1. 調査面積や間取りが基準の場合
  2. 一戸建て、マンション・アパート、会社事務所
  3. 発見された盗聴器の数
  4. 調査時間に応じて
  5. 盗撮機器が発見された場合は別料金
  6. 上記の複数組み合わせ
通常上記のどれかにあたる場合が多いので、 ある程度の確実な見積もり料金というのは出ると思います。 盗聴器の数による場合など、追加料金が発生するかどうかだけ 確認しておきましょう。
「盗聴器発見!500円!」と謳っていても、調査時間10分につきかもしれません。 きちんと確認しましょう。
盗聴器発見の一般的な料金
見分け方のポイント
最新の盗聴器や盗撮機器をきちんと発見してくれる 業者さんを見分けるにはどうしたらいいでしょうか?
いくつか質問をしてみましょう
  1. 盗聴器の種類は?すべて発見可能?
  2. 電波を飛ばさない盗聴方法はありますか?その対処方法は?
  3. FAXや無線LANなどは電波を拾えますか?
  4. 発見においての注意事項
一般的な調査手順
  1. 簡易スキャン
    通常使われる代表的な周波数帯のみ、スキャンします。 簡易な盗聴器発見にしかならないので、これだけで 調査を終わりにしてしまうのは危険です。
  2. 詳細スキャン
    上記の簡易スキャンの周波数帯も含めて、 全周波数帯を調査します。 調査時に電波を発していないものもあるので、 偽装のものを見つけることも必要。
  3. 結果
    盗聴器が発見された場合は警察に通報します。 盗聴器の種類によっては、勝手に取り外すことができません。 延長コードや三叉コンセントタイプの盗聴器であれば、外しても問題はないのですが、 電話回線上に仕掛けられた盗聴器を取り外すには、「アナログ第3種工事担当者」という資格が必要です。 また、保安器に盗聴器が仕掛けられていた場合、それを外すことも電気通信事業法に抵触することになります。 さらに、電柱の上の端子函に盗聴器を発見して、勝手に取り外して回線のショートなどをおこした場合、 NTTから告訴されることもあります。 また、コンセントの裏に仕掛けられていた場合は、第2種電気工事士以上の資格が必要となります。 もし、資格を持っていないのであれば、通常は、 電話機以外に取り付けられた盗聴器は、すぐにNTTや警察に通報し、取り除いてもらうのです。
中にはハンディタイプの広帯域受信機(オールバンドレシーバー)だけで調査が終わってしまう場合も あるようです。これではある周波数帯のアナログ盗聴器しか 検出できません。事前にどのような機材を使って、 どのような調査をするのかは確認をしておく必要があるようかもしれませんね。 ちなみに、ほかに、据え置きタイプの広帯域受信機があります。 据え置きタイプのものはハンディタイプよりも広い周波数帯を調査できます。 また、本来は目に見えない盗聴波を、目に見える形に変換表示するスペクトラムアナライザーというものもあります。 アナログ・デジタル盗聴器・盗撮カメラの電波の強さ、周波数の測定、場所特定には、 ロケ−ションアナライザ−を使います。